基本的には母系天皇容認論

Edit画面の練習を兼ねて・・・


8日のアクセス(TBS)で、「天皇位継承権」について話題にしていた。どっかの自称憲法学者がゲストに出ていたが、酷いモノだった。現行憲法全く無視かよ(w

ナンでも、男系継承を維持する為の方策として「旧皇族を復活させ、現皇族の女子と結婚させることによって傍系だが男系の継承を維持する」というモノがあるらしい。どうやらこいつ等、皇族を金魚かなんかと間違えてるらしい。要は近親交配させて種の固定を図るというやり方だ。そんな気持ちの悪い奴天皇に戴くくらいなら黒田さん家の子の方がずっとマシだ。
この考え方をする奴って、結局過去の「男系相続」が男権社会という社会背景によってもたらされたものだと言う事を認めたくないんだろうなぁ。で、「女」というモノを「家」の存続の為のツールとしか見ていないワケだ。


そもそも、いまだに万世一系なんて本気で言ってるのかなぁ。継体天皇なんて、どう考えたってデッチ上げの系図じゃねぇか。応仁天皇も「秦王政」と同じ立場だと言う見かたもあるし。これは「男系相続」の弱点で、母系で相続する分にはある程度確実に血統が守られているという根拠があるのだが、男系相続をしていると妃が不倫をしていた場合に血統が途切れてしまうので血統の継続性の根拠が薄くなってしまうワケ。
因みにこの様な理由からかは解らないが、元々大和朝廷の祭祀権は女系が相続していたという説がある。男は行政権を相続するのみ、ということらしい。


で、伝統が云々とか言ってたけど、日本の天皇制って現行憲法施行時に一度リセットされてるから伝統もへったくれもないよなぁ。新式天皇だぞ、いまの天皇は。そもそも天皇の地位は伝統に依拠するんじゃなくて主権者たる国民の同意に依拠してるんだから、「男系の伝統」より「卑属継承、できれば男女同権」でやった方が筋が通ってると思うけどなぁ。
今の日本人にとっては皇族と言えば天皇の家族の事だろう。天皇の孫とどっかから突然湧いてきた馬の骨とじゃぁ差がありすぎるよ。