今週のTomoMachi映画情報「マーダーボール」

やっぱアメリはすげぇ・・・というお話。町山氏のBlogの記事から「俺は疲れていた・・・誰も彼も皆疲れていた」という連想をした人が居た様だが、私は戦車→チャリオット→炎のランナーというワケ解らん連想をしてしまった。
で、実際の映画は・・・というと、要は「車椅子ラグビー」に関するドキュメントらしい。スチルがここらへんから辿れる(他力本願モード)。
ラジオの方の内容は勿論映画の解説なのだが、そこここに白アメリカの底力が垣間見られる。例えば、四肢不随に近い人がどのようなセックスをするかという説明に使われるのが「四肢障害者向けに配布されている体位の解説ビデオ」だという。日本にはこんなモンあるのかなぁ・・・と思ってしまう。もしかしたらどっかの団体がボランティアベースで作ってるのかもしれないけど。*1
そんでもって、この映画の宣伝の仕方を「障害にも負けず健気に生きる若者達を暖かい目で見つめるさわやかストーリー」なんてモンじゃなく「バイスポーツがあるぜ!」ってな方向でやって成立してしまう国民性が羨ましい。
他国を搾取する事で成り立っている、自分だけよければそれで良しとする、そんな黒アメリカと、異質な者との違いを認め、それを前提にして共に上手くやっていく方策を模索する白アメリカ。どちらもアメリカなんだよなぁ・・・。

*1:こういうのって健常者にも便利なんだよね。ドライバーな私は車椅子用の服にちょっと興味があったりする。特にシャツなんかは不便してるからねぇ。