土曜ワイド

席を譲って褒め殺し

永六輔氏が電車に乗った時、高校生らしき男の子が席を譲ってくれたそうだ。すると、傍にいた「おばちゃん」が大層褒めちぎったと。思いっきり褒めちぎったと。学校名や名前を聞き出して、校長先生に連絡してそっちからも褒めてもらおうと画策していたと。
・・・で、その高校生はいたたまれなくなり、その場を去ったという。永氏も居辛くなったそうだ。
リスナーの皆様からは「その子は良い事をしたのだから褒めてやるのは当然だ」という意見が多かった様だが、私は意見を異にする。
おそらく件の高校生は別に褒めて欲しいから席を譲ったのでは無いだろう。永氏の姿を視認し、頭の中でアレコレ得失を計算した結果「席を譲るのが良い」と判断したのだろうと思う。だから「別に他所様に褒めてもらう筋合いはない」という立場なのでは無いだろうか。
ヒネクレモノの(今日は多いなぁ)私はその「褒めちぎった」おばちゃんに対して「何て品の無い人だろう」という感想を抱いてしまう。アンタはその子を褒める事で一体何を期待するのかと。極自然に若者が席を譲ったという光景を思いっきり不自然にしてしまって、何が楽しいのか・・・と。

野坂昭如さんからの手紙

夢オチかと思ったら・・・そう来ましたかw。昔読んでいた週刊誌で連載していたコラムはすごくツマラナイ代物だったという印象だが、この番組の「手紙」は本当に面白い。書籍化が待たれる。

左手マウス

左手でマウスを扱うと右手が空くので便利だよ・・・という話。でも、普通の人は左手だけでキーボードを扱える様になるのではないかと思う。グラフィックソフトの多くは左手でキーボードを操作しながら同時に右手でマウスを操作する様にできている。
面白かったのは「利き腕の源泉」の話。赤ん坊が母親に抱かれている時に比較的自由に動かせる方の手が「利き手」になるのだそうだ。なるほど、言われて見ればそうゆう物なのかもしれない。日本最高齢の産婆さんの、長年の観察による結論との事で説得力がある。