やっぱ咬んでおこう

誤解と思われる物と唯のヨタと。

皇統が愛子ちゃんのダンナの姓に変わる?

少なくとも有識者会議の結論がそのまま通った場合、コレはありません。何故なら、ダンナは皇族になるので国内的には姓を失う事になり、天皇の姓は相変わらず「無姓」のままです。これは所謂入り婿と同じなので当然と言えば当然ですが。あ、でも諡号として例えば「補狸餌入彦多価腐見」みたいなのもアリか(w
−−−−−−−−−念のため追記−−−−−−−−−
愛子ちゃんのダンナはあくまでも「皇統に組み入れられる」のであって「新たな皇統を造る」という規定にはなっていない。宮家をつくるのはあくまでも「愛子ちゃん」なんだから。天皇の子供が配偶者を得る時は同じ効果にする、というのが有識者会議の結論。
−−−−−−−−−追記ここまで−−−−−−−−−−


以下余談。
過去にも明らかに「宿禰」を名乗った(多分)臣下であるはずの人が皇位を継いでいるが、当時はどの様に処理したのだろう?
ついでに言うと「日本書紀」と「隋書」を同時に信用するならば、皇室の対外的な姓は「アメ」氏。多分「天」だろう、神代にはこの字を名前に冠している人が結構いるし。国内的には大王は姓を与える立場だから自分の姓は要らないけど、自分の支配域の外では当然必要になるという事だと思う。

天皇はエンペラー(皇帝)だから英国女王より偉い

・・・えー、唯のバカですな。
天皇」がエンペラーと訳されたのは単に訳された当時天皇の配下に「王」に相当する独立した身分の支配者と支配地があったから。王の中のトップ、「大王」なんだね。で、今はその様な構造で無いので天皇は厳密に言うとエンペラーじゃない。ただ訳語が残っているだけ。
更に、他国の王と天皇のどちらが偉いかなんて、そんなモン国の力関係に依存するのだから名前で「偉いんだぁぁぁ!」なんて言うのは具の骨頂。我が国の場合「単なるボスザルだけど、このサル達がなかなかどうして国際的に結構な地位を獲ているのでとりあえず丁重に扱っとこう」てな具合。
また更に、バチカンの親父様と比べるなんて、どうかしてるぞ。彼は「個人的資質」と「カトリックの信者としての地位関係」で崇敬されている*1訳で、アンチクリスチャンにとっては唯の「好いおっちゃん」。これは天皇の場合も同じ。

*1:た。今の親父様はちょっとどう転ぶか判らん