神は死んだ

Wishリストに入っていたDVDを発売日に購入、視聴した。

「FOXジャパンのシス」と町山氏の争いの話を聞いていたので、相当に期待していたのだが・・・。
結論としては、一般向けとしては「シス」の戦略で正解、私の様なヒネクレ者に対しては町山氏の戦略が正解だった。
やられたよ!
黙ってゴミ箱にぶち込んだままなかった事にしておこうかと思ったが、20日のラジオで井筒監督があんまり激しく同意できる意見を吐いていたので、感想を書く気になった。


内容としては「スターウォーズシリーズ」のEP.1・2とEP.4・5・6の間に起きた出来事を大まかに説明するための作品超省略版であるため、アナキンはほとんど葛藤に苦しむ事無くダークサイドに飛びつくし、民主主義を崩壊させた大元の原因になっている筈の「善意の馬鹿」が登場しないし*1ジェダイ達は単なる道具の反乱に遭ったのか信頼していた部下の裏切りに遭ったのかも判らない。
とにかくシスもアナキンもパドメもオーガナさんもヨーダもゲノービさんも・・・見事なくらいに薄っぺら。まるで書割のヒトガタみたいだ。
はっきり言って映画館で観なかった事が心から悔やまれる。DVDの特典は「言い訳大会」で特に面白いネタがあるわけじゃなし、4千円弱の金を払う価値など無い。映画館で観ていれば損失は1800円で済んだのに。
この作品を観終わって私が感じた事は、以下の一言に集約される。
で、ルーカスさん。EP.3の本編はいつ公開するんですか?


ついでに同じ様な損をした人の為に、これよりはまだマシな作品を紹介。

スペースボール [DVD]

スペースボール [DVD]


シュワルツと共にあれ・・・

*1:単に「議長に阿っている」との表現があるのみ。本当に怖いのは「心から銀河の平和を求めた為に議長にだまされてしまった議員たち」の存在なのに