フォーカスの外に在るもの
「在米韓国系日本人」の町山氏のBlogにこんな愚痴が・・・。
こんなものにリンクされて、ものすごく脱力した。
http://blog.livedoor.jp/mahorobasuke/archives/50487989.html
僕は『ホテル・ルワンダ』を日本で公開してもらうために、いろいろ頑張りましたが、あの映画を観た後でも、こんなことを書く人がいるのを見ると、絶望的な気持ちになります。
この記事を見て、こんな言葉を思い出した。
「犬には犬の言葉*1で語りかけなさい。犬には人間の言葉は理解できません」
要するに犬というのは人間の所作を見て何を命じられているのか判断しているだけで、「言葉そのもの」を理解しているワケではない・・・と言う事。だから人間の所作によってはとんでもない勘違いをする事があるし、犬の行動を見てこっちが見当違いな事をしてしまう事もある。
問題になっている一文はそれを読む人によって「うんうん」と反応したり、「・・・はっ!」としたり、「ハァ?」となったり、個々人の知見によってそれぞれだろう。それは仕方ないんじゃないかな。
で、リンク先Blogの「言い訳エントリ」とそれに連なるコメントを見て「我々は”イントレランス”から逃れられないのだなぁ」などと他人事のような感想をもったりする私だ。
*1:初学者が学ぶには犬語よりも鴉語が適している。判りやすいし、イントネーションがはっきりしているので発音も楽