竹島、あるいは独島

ちぃと時宜を外した感があるけど・・・。


まず考えるべき事は、「竹島の帰属がはっきりしていた時期があったか」だ。で、考える。
少なくとも昭和20年春の時点では竹島が日本の領土であった事については誰も異論が無いはず。
当時朝鮮半島は日本の領土であり、当然朝鮮半島と日本列島に挟まれた形になっている竹島は日本の領土となる。コレは裏を返せば、当時の朝鮮半島住人にとっても竹島は「自国の土地」だったというコトだ。
・・・ってコトは、韓国が日本から分離独立した時の国境線の線引き*1竹島の帰属の根拠でなければならない。竹島の歴史的な帰属なんて国境線策定の参考資料でしかないのだ。なぜなら、新たな発想に基づいた線引きでも別に構わないからだ。あくまでも「独立に当たってどの土地まで自分のモノと主張するか」という問題とも言える。
そういった意味で韓国に竹島を実効支配されているのは痛い。これは「占領」ではなくて「領地の主張」だからだ。日本としては時効が成立しない様に「係争地」扱いにし続ける他には手の打ちようがないだろう。capricon1氏のページで紹介されている様な主張に対する有効な反論、つまり韓国独立時の韓国領は明らかに竹島を含んでいないという主張を当時同地域の支配権をもっていた「連合国」の資料で行わない限りは。

*1:朝鮮国が復活して故地奪還をしたわけではなく、新しい「朝鮮人の国」ができたのだから