いや、何とも素晴らしい企画だ

≪“徴農”でニート解決…稲田朋美衆院議員≫

 藤原正彦お茶の水大教授は「真のエリートが1万人いれば日本は救われる」と主張している。

 真のエリートの条件は2つあって、ひとつは芸術や文学など幅広い教養を身に付けて大局観で物事を判断することができる。もうひとつは、いざというときに祖国のために命をささげる覚悟があることと言っている。

 そういう真のエリートを育てる教育をしなければならない。

 それから、若者に農業に就かせる「徴農」を実施すれば、ニート問題は解決する。そういった思い切った施策を盛り込むべきだ。


町山智浩氏がラジオ(ここで聴ける)と雑誌のコラムでアメリカ議会における従軍経験者の割合のネタを弄っていた*1。曰く「軍経験が無かったり子弟に軍人が居ない議員は戦争をしたがる」と。確かにバリバリ軍人のパウエルさんはハト派だしね。
わが国に於いても古来より稲田議員の言う「真のエリート」というのは「軍人兼政治家」だったワケだ。為政者が切った張ったをしなくなるのは明治以降の事で、江戸時代までは文官と言えども剣術の稽古をさせられていざというときは戦場に駆り出される運命だった。
そういった意味では今の日本の国会議員には「真のエリート」なぞ殆ど居ないんだろうなぁ。で、稲田議員、あなたは「エリート」なんですか?


ところで「徴農制」だそうだ。スバラシイ。
ニートなんて社会のゴミなんだから農業地で奴隷労働させれば良い、と。手っ取り早く言えば「ニート罪を犯したら懲役刑」ってコトですな。徴農には矯正労働以外の効果は期待できず、生産性の向上やニート達の資産形成にも寄与はしないとは思うが、そんな事はどうでもいいんだ。目の前(統計上の数字)からニートが居なくなれば。ね、何とも楽しい未来になりそうじゃないですか、福井1区の皆さん


オマケ

Barさん(そう子さん)製作の素敵なバナー

*1:Blogの方は落とした様だ