国旗国歌についての当然の帰結

まぁ、法律を厳密に解釈すればこうなるのは当たり前の事。

 そのうえで「通達や都教委の指導、校長の職務命令は、教職員に一方的な一定の理論や観念を生徒に教え込むことを強制するに等しい」として、教育基本法10条1項で定めた「不当な支配」に当たり違法と判断。「公共の福祉の観点から許される制約の範囲を超えている」として、憲法19条の思想・良心の自由にも違反すると結論付けた。

注意しなければならないのは、この判決で言っているのは「強制する規則・通達が違法だ」と言っているだけだという事。敬意を表わさなくていいとも言っていないし、国旗掲揚妨害の自由を認めたワケでもない。


よく頭の悪い人が「ワールドカップではみんな国旗振るじゃん」とか言い出すが、アレはサヨの人も含めて皆自発的にやっているので今回の裁判で問題にしている事とは全く関係が無い。それにアレは「日本代表」だから国旗をもって応援するのが正しいのだ。


私見だが、「代表」か「代理」かが国旗国歌のイヤさ加減のポイントなんではないだろうか。「代表」が国旗国歌を帯びるのにクレームがつくって話、聞いた事無いし。共産党あたりはやってんのかなぁ。


もう一つ。あの「国旗への忠誠が国民の条件」であるアメリカでさえも国歌については「強制」ではない。国歌があまりにも好戦的だという理由で「第二国歌」を歌う人も少なからずいるのだ、と某モルモン教徒が言っていた。