ここまでくると笑うしかない

 つまり、柳沢さんの発言は、“子供を産む女性(またはそのための器官)”を“工業用機械”に例えたことで“女性”を“子供を産む数”で評価し、“子供を産めない・産まない女性”を“欠陥機”としたものです。
 これは深読みでもなんでもなく、それらを置き換えるということは自動的にそのような意味を持つということです。本来多様な意味を持ち、多彩なものに例えられるはずの“子供を産む女性”をわざわざ“工業用機械”に置き換えれば、そのものの持つ意味を限定し、その例えから受け取れる表現も限定されます。

彼が「自動的にそのような意味を持つ」と指摘した言葉自体に「多様な意味がある」という事を彼は知らない様だ。確かにその様な低言語能力しか持たないのであれば、柳沢発言が問題発言に「見えてしまう」のも仕方ないし、大臣という職に就いている者はその様な馬鹿^h^hナイーブなヒトに対する配慮をして、一週間ぐらいかかる冗長な説明に挑戦するべき・・・なのかなぁ(笑)


念のために言っておくと、柳沢氏は「出産システムそのもの」を「装置」と喩えたのであって「子供を産む女性」についてはなんら言及していない。*1所謂出生率というのは女性の意思や能力とは無関係に計算されるからね。

*1:まぁ、このヒトが何処まで柳沢氏の実際の発言を確認したのかわからないので微妙だけど