「奇跡」の死

面白いモノ見つけた。引用元のエントリそのものも面白いが、そこで引用されているこの文章。

自然法則とは、秩序の根本原因でる神の意思が表現されたものであるが、神を拘束するものではない、神は望むならば別のやり方でも行動することができるのだから。機械論哲学は奇跡の起こる可能性を排除したのではなく、真の奇跡を認識する手段をはっきりさせた。自然法則のことばで説明しえない出来事、それこそが奇跡なのである、と。
[J.H. ブルック (訳: 田中靖夫):科学と宗教,(p.142)]

大事なトコは「自然法則のことばで説明できていない」ではなくて「自然法則のことばで説明しえない」という所。
つまり「これこそは奇跡である」という言明には「悪魔の証明」が必要だってコトになる。


と言う事は、
「これこそは奇跡である」と言う奴は悪魔
とJ.H. ブルック氏が言っているという曲解ができる・・・かも(笑)