参院選

毎日ボートマッチ「えらぼーと」ってのをやってみた。結果、共産党が52%という微妙な数字でトップ。まぁ当然だ。私は憲法改正論者だからソレほど共産党のパーセンテージが上がらないのは仕方ないが、他の政党はソレに輪をかけて一致しない。
因みに最低が公明党の38%、次いで自民党の39%・・・。自民党はどうでもいいが、公明党が最低になるってのは・・・政権与党でいたいんだなぁ。創価学会の人達はアレでいいんかなぁ
イメージ的に好きな新党日本が嫌いな民主党と同じ46%で意外に低かったり、フジモリ投入によって生理的嫌悪感を覚えた国民新党が48%で社民党の50%に次いで3位入賞ってのも笑える。こうして全体を見てみると、政党から受けるイメージと掲げる政策がずれているのが判る。泡沫政党に顕著な事から、マスメディアにいかにイメージ操作をされてしまっているかが見えてくるのだ。


ところで、今回の参院選、二大政党の選択って文脈で語るヒトが多いが、ソレは大きな間違いだ。安部ちんが何度も言っている様に、参院選は政権選択には関係が無い。だからぶっちゃけ、個々の政策なんてドーデモイイのだ。政策の選択はあくまでも衆院選でやるべきなのに、参院選に対して細かい政策を求めるから参議院の独自性が失われてしまうのだ。
衆参同時選挙を考えて見れば判るだろう。同じ基準で選択したら同じ勢力分布になってしまう。
しかも、参議院は半数改選だから「国民の今の意思」を反映する事ができない。


では、参院選で何を重視すべきか。
二院制を意味あるモノにするには、「衆院とは違った意見」を押し出す必要がある。本来は参議院には政党にかかわらず「良識」を基準に審議して欲しいのだが、現在の制度上、各議員は所属政党に強く依存してしまっているので単純に「個人の資質」をみて投票しても意味が無い*1
そうなると、「衆院与党に対抗する政党」を基準に選ぶ事になる。(さあ怪しくなってきたぞw)
性能のいいエンジンには性能のいいブレーキが必要だ。衆院で圧倒的多数を誇る自公という名のアクセルに対抗する最も自公と遠い政党は・・・共産党だ(笑)


で、もし共産党参議院で絶対多数をとったらどうなるか。
日本が共産主義に・・・はならない。そんな政策、衆院で通る訳無いし、立法は衆院優先だから衆参で意見が対立した場合は必ず衆院与党が勝つ。ただ、衆院の自公的法律を通すのに一手間余計にかかるだけだ。そうするとどうなるかというと、自公政権は「共産党の意見に*配慮した*」政策を行う事になるが、基本線は自公政策のまま。勿論クリティカルな部分は共産党を無視できる。
結局「比較的大多数の国民にやさしい」政策が行われる事になる・・・かな?


とにかく、そういうワケで。
参院選では共産党に入れても大丈夫です*2
現在の自公政権に対する嫌味としてはコレが一番効果的です。


もし民主党参院で第一党になっちゃったら分裂しかねないからリスキーだぞ。

*1:その上比例代表制があるのでなおさらだ

*2:衆院選共産党に入れるのは「大丈夫では無い」のであまりお勧めしない