子供のする大人の配慮

前回のSWネタのからみでネットを漁っていると、こんなエントリが。

まるでPCソフトみたいに著作権うんぬんの注意書きと貸し出し相手の名前が記録されて封印されたサンプル盤が送られてきて、あまりのものものしさに何事かと英語の注意をちゃんと読んでみると、要は「この盤はおまえ専用に貸したもので専用の透かしが音に埋め込まれているから、違法にリップしてネットに流したりすると足がつくぞ」という脅しが延々書いてあるわけ。

なんて情け無い脅し文句でしょ・・・。こんなモン、「これはサンプルですから。ネットに流したらダメだよ」ってな事書いておいて、もし流した奴がいたらオーダーの流れごと損害賠償請求すりゃいいじゃん。電子透かしなんて裁判にするまでは相手には黙ってりゃ良いんだよ。
ま、それはそれとして、一般読者相手に作品レビューの場で出版元への愚痴言うのはいかがな物かと思うぞ。出版元への同情はしないけど、愚痴聞かされる読者への配慮は必要だよ。

050617追記

ネタ元エントリとこのエントリのコメントで著者が事情の説明をしてくれた。
うーん、そうですか。難しいモンですね。私は「初期ロットは未完成品」という業界で仕事してたんで、つい「サンプル版での批評なんぞは商品の一部を紹介しているに過ぎない」という発想をしてしまいます。・・・汚れてますかな、私。*1
ただ、「CCCD Fuck!」な情報と違いサンプル版に対する出版元の姿勢がどれほど出荷される製品版に反映されるのか、と考えると商品のレビューに載せるのはどうかな・・・と。勿論「全部を聞いていないことに対する読者への言い訳」は必要かも知れませんが。

*1:そういえばアニメ映画だったか、「あのレビューは実は後半部分がコンテしか無い状態で書かされたんだよね」みたいな愚痴を読んだ事あるなぁ