直球ど真ん中

朝、会社近くのファストフード屋でコーヒーを飲みながら何がしかの雑誌を読む。
今週はコンビニで時間つぶしをする機会が多かったので、興味のあるマンガ誌はあらかた読みつくしてしまっていた。では新聞を・・・と新聞売り場へ行くと、東京新聞が無い。他の新聞は飯時に目を通してしまっているので、間違っても定食屋なんかには置いていない東京新聞がいい(値段も安いし)のだが。
仕方が無いので週刊文春*1を買う。
文春を選ぶのは当然高島俊男氏のコラム*2があるからだ。今週も相変わらず「へぇぇ・・・」と思わず声を漏らしてしまう様ないい話だ。広辞苑の序文に隠された秘密というやつで、「現代かな」と「正かな」のどちらとして読んでも表記が一致する文章なのだと言う。他にも2,3例示されているが、この様な意地の張り方は大好きだ。
で、その他に拾いモノがあった。
哲学者の土屋賢二氏のコラム*3で、「電球モノ」のアメリカンジョークの土屋バージョンが列記してあった。個人的には「官僚組織の場合」と「哲学者の場合」がウケた。前者と後者では揶揄の方向が微妙に違うのも面白い。
が、本題はそこではない。実はこのコラムで一番ウケたのが、ヨシタケシンスケ氏の挿絵なのだ。直球ど真ん中で、もはやアメリカンジョークでは無いのだが・・・思わず「うまい!」と思ったのだ。単純なネタなだけにもしかしたら元ネタがあるのかもしれないが、丁度「哲学者の場合」と対照的になっているのが良い。

*1:3月16日号

*2:「お言葉ですが・・・」どうせ単行本が出たら買うから普段は文春買わないんだけどね

*3:「ツチヤの口車」#449