日本一の「反日書」

昔、「SPA!」という雑誌を読んでいた頃、鈴木邦男という人のコラムを好んで読んでいた。「新右翼」の広告塔の様な人らしいのだが、彼の主張を見ていると右翼と左翼の境界がどんどんあやふやになって行く。
勿論木走さんを悩ませた任侠右翼やレッドムーミンをグズグズに煮込んじまった「組織防衛左翼」の類は別だ。そうではなく比較的小組織の人々の主張が「結局着ている服が違うだけで中身は同じなんじゃない?」と思えたのだ。


で、ふと手に取ったこの本を読んで彼の認識が何となくわかって来た様な気がする。鈴木氏が本書で挙げている様々な事例を見ると、そもそもの右翼活動の発端が「人民主義」であるとされる。そしてそれは共産主義の根幹なのだと私は理解している。
つまり、昔の右翼は「ほぼ共産主義」だったと言うわけだ(言いすぎかw)。

愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

しかし・・・「ミカド・アナーキズム」か、素敵だ。急進的に行えば得る物は無いとは思うが。



関係ないけど、「国旗のたたみ方」で三角に折っていくってのは知らなかった。ボーイスカウトの流れだと言うが、私の知っている「たたみ方」は

  1. 半分に折る
  2. それぞれ半分返す(W形になる)
  3. 細長くなった旗の先の方を手の幅で段々に表裏表裏と折ってゆく
  4. 真ん中まできたら巻き取ってゆく
  5. 最後に止め紐で巻いて終わり

これは日の丸の赤い部分を内側に隠し、さらに掲揚時に自然と旗が広がる様にするための収納法だ。こうすると「たたんだ状態」から国旗を上げても絡まらずにきれいに掲揚できるのだ。特に大型の旗を二人ないし一人で掲揚するときは「国旗を地面に触れさせない様に」この様な方法をとる。