スカート捲り(安菅対決)

最近、ネトサヨ業界では安倍首相の擁護をするのが流行の様なのでチョッと乗って見るw

だが、テーマが靖国問題に移ると、首相は外交問題化を理由に「行ったか行かなかったか言うべきではない」と従来答弁を守り通した。

少なくともここの点は私が支持できる意見だ。


解り難い譬えをしてみよう。
小泉純子ちゃんは背中に「靖国参拝」とか「郵政民営化」なんてロゴがでかでかと書かれたスカジャンを着込んで街を闊歩していた。下は勿論星条旗柄のジーンズだったりしたかもしれない。スカジャンのネームタグには「国債三十兆円」とか書いてあった様だが引きちぎってしまったとか。
そんな純子ちゃんだからキントーさん64歳やノムぴょんなんかには「友達付き合いできないなー」と避けられていた。ま、彼女にしてみれば彼氏の「おサルのジョージ」に嫌われなければOKだったのだそうだ。
一方安倍晋子ちゃんのスカジャンには「美しい国」としか書かれていない。まぁぼんやりとうすーく何か書かれている様にも見えるが良く判らない。下はスカートで、風に煽られた時チラッと下着に「靖国参拝」と書かれていた様な気もしたが慌てて隠していたので良く見えなかった。ま、彼女は元から靖国マンセーなのでそんな下着を着ている事もあるかも知れないが、彼女はスカートの中身を他人に見せたりする気は無い様だ。
そんな晋子ちゃんだから、キントーさん64歳やノムぴょんも比較的気軽に話ができる。彼等は晋子ちゃんの下着の柄を詮索する様なハシタナイ真似はしないだろう。
当面の晋子ちゃんの敵はスカート捲りが大好きなカンちゃんだ。


単純に言うと、「靖国参拝する」と公に言ってしまえば外交的に問題が発生する。かといって自分の信仰とはうらはらに「首相だから参拝しない」と言うのも憲法の理念的におかしい*1
そこで彼の選択したのが、「自分の信仰に係る行為を一切公的にしない」という手段なのだ。所謂「私的参拝」を徹底したと言う事であり、「この行為は首相としての行為では無いですよ、国家の何も代表しませんよ」という主張だと思う。
そうする事によって中韓首脳も日本国首相の「国の代表としての言動」と「個人の思想」を分離して考える事ができるので、直接会談を受け入れたのだろう。
だから安倍首相の靖国参拝に関する方針は、外交的・憲法的に正しいのだと私は考える。


アホなのは民主党の菅さんの方で、スカート捲りなんぞに拘らないで「他の閣僚についても首相と同じ様な方針を取るべきだと思うか」って質問すべき*2だったのではないかなぁ。もっとも、彼はライバル政党から出た首相である安倍氏を非難したいだけなんだとは思うけど。

*1:「首相」という職務が個人の信仰の自由を妨げる事になる。そして参拝そのものは公序良俗に特に反するわけではない

*2:離反の策ね