南京大虐殺に関する覚書

虐殺区域は?

何処までを「南京」と称するのか。大きく取れば現在600万都市である南京市全体となり、小さく取れば南京城郭内の一部地域となる。

虐殺期間は?

誰も1時間で30万人殺せるとは思わないだろう。が、1日・1週間・1ヶ月・1年では虐殺可能数が違ってくる。

「虐殺の被害者」の条件は?

何処までが虐殺で何処までが戦死になるのか。硫黄島攻防戦を比喩で無しに「虐殺」というヒトは珍しい。ゲリラの死は「戦死」として扱われるべきか。自警団員の死は?竹槍を持った少年の死は?


最低限上記3点をイチイチ明示しないと、全く異なる事象について論議する羽目になる。
逆に「南京大虐殺の犠牲者は30万人だけど安全区で虐殺されたツイてない奴は何人くらい」みたいな論も可能かな。


更に、「虐殺30万人ライン」ってのを提示して見るのも面白いかも。つまり、当該時期に個々の認識に従って「虐殺」と認定できる事象を積み重ねてゆき、ソレが30万人に達する範囲はどの範囲になるのか。大は「中国全体でも足りない」となり、小は「南京城内で十分」になるかもね。



修正。ボディカウント範囲は虐殺範囲で語れる。でも期間が抜けたら意味無いじゃん*1>おれ

*1:最初二番目の項目は「ボディカウント範囲」だった。アホだね