色の名は・・・

木走さんトコのエントリで考えたコメント欄に書くには憚れる・・・ってえか、とっちらかしのヨタ。


まず、Wikipediaの「あかるし・くらし・しろし・あわし」説に違和感を感じたのが発端。「あかるし」なんてのは基本語彙としてはふさわしくないなぁ、どっちかってぇと「アカな状態」が「あかるし」なんでは?と思った次第。
で、こういう時は基本語彙のインチキ法則である「Eの原則」を当てはめて見る。「Eの原則」というのは派生語の元になる「素語」はエ段になるというもの。例えば「け」だと「毛づら(かづら)」「毛ぶり(かぶり)」と派生するとか、「て」だと「手の心(たなごころ)」「手繰る(たぐる)」など。
Wiki説だと「あかし・くらし・あわし」は問題ないが、「しろし」はなぁ・・・でもいいいや、ヨタだから。


さて、そんなワケで「素語じゃないかな」な形に直すと「あけ・くれ・あうぇ・しれ*1」となる。良く判らん(笑)
なんとなーく「あけ・くれ」は明暮じゃないかなぁと予測はつく。が、「明の色」は「アカネ*2」だし、「暮の色(夕焼け)」は「クレナイ」だからなぁ。「まだ暮れない」なのかなぁw
「あうぇ・しれ」は・・・あーダメだ。いくらヨタでもこいつらは思いつかない。


でもそもそも「明暗」を色として認識してたんだろうか、昔のヒトは。
赤と青を対比して見ると、山では赤は明瞭色で青は迷彩色だ。だから「目立つ色」が赤で「目立たない色」が青なんじゃないかと思う。「あかるい」というのは「モノが明瞭に見える」という意味だとか。
で、黒は「見えない色?」とするとして、白は?
昔の日本を考えて見て白い物の典型例は・・・雲か雪かなぁ。メシすら白じゃないからなぁ。


・・・覆い隠す色?
雪は地面を隠すし、雲は山を隠すし、白粉は皺をゲフン。白人(しらひと)は「包み隠さなければならない者」だし。絹は体を隠すとか、とにかく「白」には物を隠すイメージがあるね。
でも、これらのイメージに関連する「Shir-」な言葉が思い浮かばない。やっぱり行き止まり。
ダメだこりゃw


因みに「あか」の派生語として考えたのは「開ける」「飽きる」「明かす」など。
「あお」の場合は「和える*3」とかくらい。
「くろ」なら「蔵」「栗」なんかがそうではないかと。
あと、今回は関係ないけど「みどり」な子供が「嬰児(みどりご)」で「みどり」な植物が「緑」なんでないかな。

*1:方言によってはコレが普通か?

*2:実際には「赤根」らしいっすねぇ

*3:実際には「会う」の派生語だとは思うけど