田原総一朗スゲー

何を言っていたのかは引用元から漁ってもらうとして。

さっきのサンデープロジェクトでの田原氏はこの『世界』で述べたような事を、直接高村外相にブツけてましたな。その時の高村外相の反応は日曜討論で見られたような冷静なものではなく、狼狽していた。つまり政府は「拉致被害者が死んでいた場合はどうするのか」を考えていない?いやそんな事は無いだろう。ではあの田原氏の投げかけに対する返しのマズさは一体何だったのか。


論理的に考えれば北朝鮮側が「既に死亡」と主張している人々が未だ北朝鮮で存命である可能性は極端に小さい。そもそもそれは現在の北朝鮮国益に反する状態なのだから、それを凌駕する「北朝鮮にとっての価値」を拉致被害者がもっている事を提示できなければ「死亡しているというのは嘘だ」という主張に信憑性は無い。それを語っていいのは拉致被害者に無限の価値を見出せる立場の人々だけだ、と私は思う。
で、引用の件。ニホンのメディアにおいては色々な事情でそういうことが言えないのかなぁぁぁ・・・と思っていたのだが、そうでもないらしい。


このネタ以外でも、ラジオなんかだと「アメリカのテロ支援国家指定は拉致問題解決にまったく寄与していない(だから解除されても関係ない)」という指摘するヒトがいたり、そもそも北朝鮮が核実験を行うことを阻止できなかった時点でテロ支援国家指定の解除は「北朝鮮主導の条件闘争のネタ」にしかできなかったって主張するヒトがいたりして面白い。でもテレビは自主規制がキツイ*1から無理なんだろうなぁと思っていたんだけど。


ま、田原氏はサヨ認定受けてるから「共和国の指示を受けての発言」って納得の仕方をするヒトも多いんだろうなぁ。

*1:つまり行政の圧力を受けたときの経済損失が大きい