お言葉ですが・・・

宣言というのは恐ろしい物で単にウィッシュリストに入っていたに過ぎないモノが、「買うぞ」と言ってしまうと記憶に強く残り、いつの間にか財布を軽くしている。
お言葉ですが…〈9〉芭蕉のガールフレンド
28日付けで挙げた「お言葉ですが・・・」の最新刊が何故か手元にある。不思議だ。
さて、ぺらぺらめくってびっくり。27日に聞きかじりの話に難癖つけるという暴挙に出た時の話題がまんま出ている。

1000円お預かりします

どうも元ネタは2年ほど前の様で、そう言えばNHKラジオの方もその頃だった様な・・・。もしかしたら妙な用語に我慢できなくなってブチ切れた人があっちこっちに投書しまくったのかもしれない。ちなみに「〜の方」や「よろしいですか」や「よかったですか」などもNHKで同じ頃にブッタ切り済み。新語や新用法について使用頻度や受ける印象を定期的に追跡調査するというほとんど偏執的な対応をしているNHKはこういう話題には強い。
あと、マニュアルの件。この本の書き方から推し量るに、どうやらマニュアル作成者がアホだった様だ。若者たちはインチキマニュアルを素直に信じてしまったらしい。もっともこの辺りはあくまでも推測だ。

そのほか目に付いたもの

ケンケンガクガク

上司は大人(たいじん)であると信じてヒントを出すだけに留めあとは自分で考えてもらい、部下は言葉がしっかり身に染込む様にキッパリ強く言っておく・・・と考えたい。

国境の長いトンネルを抜けると・・・

「国」は「・・・のくに」の「くに」だから「くにざかい」だという説と、音調から言って「コッキョウ」じゃないと変だという説の両方を根拠を示して挙げた上で「どちらでも良い」とする。ここらへんがこの人のいい所。

しなの

何となくシナノキの「科」が大元かなぁ・・・と。アイヌ語らしいし。「級・階」の方はシナノキから生産される製品からの類推でそう呼ばれるようになったんじゃないかなぁ。