ダンヒル!

えー、はっきり言ってショボイ自慢モードのエントリです。


随分前に亡くなった祖父の遺品から、使う人のいなくなったパイプをいくつかサルベージしてきた。大量に残されたパイプの大半はロングスモーキング大会で使われた物と思しき「ほぼバージン」だったが、マウスピースが黄土色になったパイプ群の中に私の偏愛するピーターソンのプレミア314とダンヒルのカンバーランド51011の二つを見つけ、「しめしめ・・・」と奪取して来たのだ。
ピーターソンはチャンバーにカーボンがみっしり張り付いていて、祖父も愛用していたのだろうと思われる。カーボンを崩さないように注意してチャンバー内のホコリ等を取り去り、マウスピースは手持ちの研磨機具の内#1000以上の物を総動員してあらかた磨き上げて先ずは一服。やはりピーターソンリップは銜え易くて良いね。
良く判らないのはボウルの妙にキツめの艶がちょっと斑になっていた事。祖父がワックスがけしたのか、それとも昔はプレミアも適度に艶出ししてあったのか・・・*1。とりあえずカルナバ系のポリッシュを軽くかけておく。
ダンヒルの方は殆ど使った形跡が無い。趣味に合わなかったのか、頂き物だったのか。まぁ強奪した私には関係無いけど。そんな訳でボウルの方の掃除は簡単。チャンバー内をティッシュで軽く拭いて、ホール内もモールを軽く通しただけ。
問題はマウスピース。裏側に一部ヤケて無かった部分があって、元はマーブル模様だった事が見て取れる。ネットでざっと漁ったら練りこみのエボナイトらしいので研磨する事にした。しかし、安物とは言えダンヒルダンヒル。自前のパイプの総額よりも高価らしい。ヤスリを全て3Mのスポンジタイプにしてそーっと削る。全然地肌が出ない。またそーっと削る。こんな感じで黄変層を剥ぎ取って、ヤスリの目を細かくして行き赤棒・黄棒でバフって最後にプラスチッククリーナーで微小な傷を潰す*2。あとはセーム皮代わりのマイクロクロスで磨いて出来上がり。何とかヤケてなかった所と同じ位ぴかぴかになった。
・・・で、心の中で「ダンヒルダンヒルるんるんるん」などと言いながら弄んでいるうちに気づいた。白ポチの周りが何か黄色い。


・・・オレって小心者だ。

*1:ここらへんのとこは私は無知だ。全てが自己流だから

*2:効くかなーと思ったらちゃんと効いてくれた