ナルニア!

ほぼ一年待ったが、そのうちに「いや、あのディズニーの作品だから・・・」とか「やたら騒々しい作品になっちまった」とかネガティブな噂ばかり耳にしていたのでちょっと躊躇していた。
で、桜も咲いた事だし、覚悟を決めて見に行く事にした。ナルニア国物語


うーん・・・確かに「冒険活劇」的な演出が鼻につく。びっくり箱系の演出はいらないと思う。それと戦いのシーンの前半部分、長すぎ。あそこをもっと削ってその分「アスランの死と復活」のシーンに費やして欲しかった。この作品はあくまでも「子供向け(新約)聖書物語」なのだ。それにアレでは次回作に出てくるリーピチープ卿とロープを齧ったネズミの関連性が・・・*1
リアリティのかけらも無いビビッドな色彩は、あれはあれでいいと思う。シーン中に若干継ぎ接ぎ感があったけど、それを補って余りある「御伽噺」テイストだと思う。


ま、そんなワケで少々雑味が混じるも、なかなか美味しい映画だった。と言っても何せ私の宗教観にかなり影響を与えた作品の映画化、細かいツッコミはしてもとても贔屓目に見ざるを得ないのは確かだ。
さて、そもそも内容を知っている作品なのでそれほどのサプライズは無かったけど、本編上映前にサプライズが。
え?ジャックが帰ってくるんすか?*2
・・・たのむからちゃんと2匹目の泥鰌を捕まえてくれよ>ディズニー。

*1:もっとも次回に卿が登場した時に解説するのだろうケド、それはダサい

*2:予告編を見る限り、ブラックスミスも鬼ねーちゃんも健在の様だ