ミュージカル

若い頃「珍説世界史PART I 」を観て衝撃を受けて以来、メル・ブルックスの作品はタイミングが合えば観る様にしている。もっとも、映画館で観る機会は意外と少なく(日本ではあまりプッシュされない様だ)、テレビやビデオで観る事が多いが。
そんなメル・ブルックスの作品には珍しくメディアが宣伝してくれているのが、プロデューサーズだ。
色んな意味で「クラシック」な映画だと思う。ドルビーサラウンドシステムの音の洪水に悩まされる事なく、肩の力を抜いて大笑いできる作品だ。
オリジナル版、ブロードウェイ版は観ていないし、ミュージカル映画もそれほどたくさん見ていないのでので比較はできないけど、歌のシーンが軒並みカメラ目線ドアップで観客に訴えかけるように演じているのがフツーの映画と違っていて新鮮に感じた。あと、最後のダンスでマックスとレオの性格の違いを振り付けで表現しているのはすごいなぁ・・・、と。
あと思ったのは演出家の家のシーン。もはやヴィレッジピープルはステロタイプの一つなのだなぁ。日本では何故かベーグル屋さんが採用していたけど。
難点を一つ挙げるとすれば、エンドロールの文章にも字幕をつけて欲しかった。DVD化の折には是非。