昼ラジオ
TBSの昼のワイド番組が変わった。「小島慶子キラ☆キラ」だ。この時間帯は元々は「ストリーム」というちょっと「おしゃれ系」な感じの番組をやっていて、以前は私も聴いていたが最近は町山氏のコラム以外は聴いていなかった。
その原因は文化放送の「大竹まことゴールデンラジオ!」が始まった為だ。この番組は曜日ごとのカラーをくっきりと打ち出していて、例えば私がよく聴く火曜はパートナーが山本モナ氏で定例ゲストが週刊朝日の編集長、オープニングトークは社会問題ネタにウェイトを置く…といった具合だ。そして大竹氏と山本氏と太田英明氏の3人が話すおかげでTBSの土曜ワイドにおける「ニュース恵理好み」の様な「判り易さ*1」を醸し出す。特にここら辺は「ストリーム」の弱点だったのではないかと思う。
そんなわけでこの時間帯のリスナーが大量に文化放送に流れたのだろう。
しかしその反撃方法が面白い。なんか昼の時間帯に深夜番組を持ってきた感じだ。小島氏の前番組である「ラジオなんですけど」の一年目にやってた番組冒頭のダラダラトークを全編に拡大するとは。
しかも火曜はパートナーが神足裕司氏。話す内容の精度まで緩い。ハッキリ言って内容はねーんだけどすごくいい。
TBSって極端だよなぁ。
んで小島氏が抜けた後の久米宏のお守りは堀井美香氏。がんばれ。永六輔氏の最近の衰えっぷりから土曜ワイドのメインが変わって浮いたピノコが久米氏のお守りに横滑り*2だと予想していたが、外れた。
最近の児童文学?
こんな本を買って読んだ。
ウルは空色魔女(1) はじめての魔法クッキー (角川つばさ文庫)
- 作者: あさのますみ,椎名優
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/03/03
- メディア: 単行本
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確かに「普通に読める」と言ってもまぁ言いすぎじゃぁ無いと思う。ターゲットを女の子に絞っているらしく、ところどころ年寄りにはキツイ世界観があったりもするが、概ね普通に面白い…というか「ウルトラライトノベル」かなって感じ。私は最近のラノベは読んではいないのだが、TRPGのリプレイとかは好んで読むのでそれからの類推だ。
特に主人公の魔法が限定魔法であり、現実の「魔術」に近い「ショボイ効果しかないけど使い方によっては効果絶大」ってトコが気に入った。どうも対象の糖度を上げる魔法らしいので、このまま「ふわふわ女の子路線」でもいけるだろうし、別線の商品展開で「ガチアクション路線」でも行けるだろうなぁと。ま、本人がやる気になればの話だが。
でもなぁ。「ナルニア」や「ドリトル先生」や「佐藤さとる」とかで育った身には、「これが小学生向けなのか…」という驚きが先に来る。もう文体が普通なんだもの。浅野氏のことだから当然マーケットリサーチはやっているはずで、この文体で行けるという判断の下に書かれたのだろうし、同時発売の他の著者の旧作のラインナップを見れば「そういうものだ」というのは納得できる。
今の子供達って恵まれてるよなぁ。私の小さいころは前出の系統に飽きたら「小説現代・宝石・読売」なんかをこっそり読むぐらいしかなかったもんなぁ。
ところで、この本を読み始めて4ページほどの時点で思った。
「浅野氏、アニメ化の折には主人公役やる気満々だな」と。
*1:微妙な表現だったからこそ真実味があった
吾妻さんのコト
「ゾンビ」と「絶賛発作中の喘息患者」の違いは咳の有無だけだな…と、夜中に発作が起きてタクシーで最寄りの救急病院に行くも「今、専門医がいないから」と盥回しさえしてもらえなかった時に公園のトイレの鏡を見て思った記憶がある。
さて、遅ればせながらNATROMさんのトコのブラックジョークのネタ。流石は「ロイヤルな方」のサイトだ。
個人的に気になったのは相談者は「気管支拡張剤」に救いを求めてしまう「弱い私」について愚痴ってるのに、センセーが「ステロイドの気管支拡張剤」と言ってるコト。もしかしたらあの「赤い薬と青い薬のバイナリ薬なので紫色ね」って捻りも何にもないパッケージの薬のコト言ってるのかなぁ。
そういえば自分が発症したときにネットを漁ったら、気管支拡張剤の副作用であまり嬉しくない事態に陥る事があるので吸入ステロイドだけで凌ぐ…みたいな事書いてあったサイトを見たような気がする。この手の運用のコトだろうか。
あと興味深いのはこの相談者は「気管支拡張剤がすぐ効く」みたいな事言ってる。私が試したことのある市販薬はそんな嬉しい反応じゃ無かった様な。個人的には死にそうな時に救いの手を差し伸べてくれたのは「メプチンエアー様」くらいで、他の気管支拡張剤は医者の処方の物でも「発作予防」程度の実感しかなかったなぁ。センセに隠れてフツーの病院にに通ってんじゃねぇの、この相談者。
喘息の発作が起きると咳が出まくる。延々と咳をする。ロイヤルなセンセーの言う様にそれで粘液が排出されるならそれでもいい。だが、ゾンビと化した喘息患者の咳は顔の前のろうそくの灯がピクリとも動かない咳なんだぜ。
関係無いけど、年末年始で体重が大増量になってあわてて減量ってのはよく聞く話だが、事前に痩せておく人は珍しいなぁ。
愚痴
私は新たなガジェットを購入すると2chの該当スレにおける評判を見に行くのが習慣になっている。色々とマニュアルに載ってない情報とかあるし。
そういうところに書き込みする動機の一つが「やり場のない不満のはけ口」ってのは当然なので、批判満載でも基本的に気にしない。私も以前ちらりとネタ投下したNB100のスレでも最近はちらほら悪口が出始めているが、それも今まで「地味でウィッシュリストには入らないけどお店で見てうっかり買ってしまうPC」だったのがそれなりに期待され注目され「検討されるPC」となり、メーカー側も中途半端に期待する様になったというコトだろう。
まぁこのエントリの「愚痴」はそこじゃない。
持ち歩けてキーボードがそこそこマトモなサブPCが欲しくなり、MACBOOKとかに多少惹かれつつも結局サイズと動作時間とHDD容量と価格のバランスが良かった東芝のNXを買った*1のだが…。
2chの該当スレでは殆ど触れられていない。悪口すら無い。
…まぁBTとかついてないし、所詮RX2の簡易バージョンだし…。別に良いけどね。
Google Chromeとか
Google謹製のChromeをデフォルトのブラウザとして使っている。起動が早く*1、ブックマークがFirefoxより合理的で、検索も使いやすい。
ただ現在でもまだベータ版感が漂っている。たとえばあちこちでコメントしようとしたときに出てくる「一行テキストボックス」の挙動が日本語にきちんと対応していなくて、未変換文字列を認識できないのか横スクロールし損ねる。つまりBOXの右はじで文字を入力して変換すると確定されるまでの間はその文字が画面から消える(BOXからはみ出る)。これは誤変換しがちで面倒だ。おそらく採用しているライブラリが日本語に正しく対応していないのだろうと思うけど。
あとこれはChromeに限らないがノートPCでスタンダードになっている「タッチパッド」の拡張機能に対応できていない。これは困った話で、マウスで操作していると非常に快適なChromeがタッチパッド操作だとIE8にすら劣る操作性に早変わりする。
メモリを十分に積んでいるVISTAマシンではIE8は十分な軽さになるのだが、Chromeの様にシンプルな使い方ができないし、bbs2chが無い(w)。Firefoxは機能豊富でブラウジングが軽いが起動がとろい。Chromeは日本語が怪しく、タッチパッドが(事実上)使えない。
つまり、新ブラウザは「置き換え」を促すのではなく、補完にしかなっていないということだ。とほほ。
地球温暖化
私は地球温暖化を防ぐために二酸化炭素排出量を削減しようというプロジェクトの殆どは実効性の無い物だと判断しているが、そもそも地球温暖化の原因が人為的な二酸化炭素の排出であるという主張そのものに微妙な違和感を感じていた。
おそらくそれは地球上の気候が長いスパンで寒冷・温暖を繰り返すものであり、多分これからもそうなるだろうというイメージを持っていたからだ。
で、そのあやふやなイメージに一定の答えを与えてくれる本が、池田ブログでも紹介されてたコレ。
正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
- 作者: 赤祖父俊一
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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○ここ150年ほどの気温変化は100年につき0.5℃の割合で概ね上昇し続けている
○その原因は実は未解明。現象だけがそこにある。
こんな感じ。つまり「ベースになる長期的気候変動の原因に定説がないのに気候モデルをどーやって作るの?」っていうのがシミュレーション批判の部分。だから彼の主張に反論するには自然由来の長期気候変動を起こしている原因を提示しなければならない。
もう一つの大事な事は上記主張をふまえて「温暖化防止より温暖化適応の対策を模索するべき」と言う点。コレはまぁ自然現象派からすれば当たり前の結論。そもそも高校程度の理科の知識があれば過去には東京だってもっと暑かった時代があった事ぐらい知ってるだろうし。
本筋とは関係ないけど本書の図2.7を見ると、寒冷化はゆっくりで温暖化は急激になっている事がわかる。すると寒冷適応よりも温暖適応の方が生物にとってはキツイ、つまり生物相の変化の原因になり易い・・・と考えるべきかなぁ。
更に関係ないネタ。飲んでたコーヒーを思わず噴きそうになった。
地球誕生以来450億年の年月を経たが・・・(P62)
えーっと、ビッグバンって何時の話だったっけ。